鈴木土下座衛門

姫が子宮に宿した古の寄生蟲は無事に定着し、その肉体を変異せしめる。念願かなって蟲の子を産める子宮を得た姫は、森に繰り出し蟲たちと交わる。やがてついに待ち望んだ懐妊の兆しが姫の体に現れる。 フルカラー83ページ(画像サイズは1200x640、

巨大産業文明とそれを滅ぼした大戦より1000年の年月が流れ、地表は巨大で獰猛な昆虫が棲み有毒ガスを放つ菌類の森に覆われた。森を避けた人々の暮らすある小国の姫は、そんな危険な森を愛し人と森との共生を願っていた。あるとき人が蟲の子を産めるという